プロレスが“好き”だと言い続けたら仕事をするようになった話(前編)
こんにちは、フラッグで広報を担当している薄(うすき)です。
弊社はエンタメ分野におけるデジタルマーケティングに強みを持つ会社で、特にソーシャルメディアを軸としたプロモーションを得意としているのですが、一方で自社でIPコンテンツの企画開発や映画の買付・配給も手がけるエンタメ企業でもあります。
ゆえにエンタメ好きのスタッフが多く、映画、アニメ、漫画、アイドル、舞台、音楽、お笑いなど何かしらの“好き”があり、ファンだからこそわかる微妙な空気感や心理を理解したファン目線のプロモーションの企画提案が、クライアントやユーザに受け入れられているように感じます。ここは純粋にフラッグの強みだと感じているので、何かありましたらお気軽にご相談下さい(笑)
さてフラッグの宣伝もそこそこに私も“好き”がある一人でもあります。社内でプロレスが好きだと言い続けたら、自社IPであるプロレスコンテンツ『有田と週刊プロレスと』シリーズやYouTubeチャンネル『有田哲平のプロレス噺【オマエ有田だろ‼】』の宣伝をすることになったり、最近ではアントニオ猪木さんのドキュメンタリー映画『アントニオ猪木をさがして』の宣伝依頼をいただいたりと、いつの間にやら企業の広報活動に留まらず、プロレスの関連の仕事もするようになっていました。
今回、フラッグで手がけてるプロレスコンテンツについて宣伝担当目線で語る機会がなかったので自分の想いも含めて紹介をしたいと思います。
今回はかなり長めの内容になってしまい、前・後編に分けました。
それでも長いですが、最後までお付き合い下さい。
プロレスを知り、好きになったキッカケ
私がプロレスを知ったキッカケは偶然にも有田哲平さんなんです。まだ私が小学5年生だったころ、『ボキャブラ天国』(CX)というお笑いバラエティ番組(35歳以上のテレビっ子ならわかるはず)に夢中になっていました。当時、海砂利水魚というコンビ名だった有田さんがレギュラー出演しており、突如、黒の革ジャンとズボン、そして「b.A.d」と書かれた黒Tシャツで登場。これまでの穏やかな口調とは違い、MCや共演キャストに悪態をつく変貌ぶりを目の当たりにし、当時一大ムーブメントを起こしていた新日本プロレス内のヒールユニット「nWo」を元ネタにしていたことから初めて“プロレス”を認識するようになりました。ちなみに「nWo」とは「New World Order=新世界の秩序」という意味です。
「nWo」についてし詳しく知りたい方は、『有田と週刊プロレスと』シーズン2エピソード22 - No.022 視聴者リクエスト大会!"nWo"旋風と、進化を極めた異次元の空中戦!をご覧ください!
そして同時期にたまたま深夜で見た新日本プロレスの中継番組「ワールドプロレスリング」で「nWo」と書かれたTシャツを着て入場する選手達に目を奪われていました。それが、蝶野正洋選手、武藤敬司選手でした。2人の姿を見た瞬間に直感的に「カッコいい!」と目が釘付けになり、プロレスのルールもよく分からないまま食い入るように見ていたのを今でも覚えています。無論、今年2月に東京ドームで行われた武藤選手の引退試合もしっかり現場で観戦させていただきました。
話は戻りまして、蝶野選手、武藤選手をきっかけにすっかりプロレスの虜になった私は、地上波で放送されていた新日本プロレス、全日本プロレスの中継はもちろん、週刊プロレス、週刊ゴング(※現在は休刊)といった専門誌、さらには父親がよく読んでいたスポーツ紙(東京スポ―ツや日刊スポーツ)のバトル面で前日の試合結果や各団体の動向を追いかけることが日課になっていました。中学に入る頃には我が家はケーブルTVとも契約し、スポーツ専門チャンネルで各団体の試合も見れるようになり、歓喜したのを覚えています。それから一時プロレスから格闘技に傾く時期もありましたが、現在も相変わらずプロレスファンとして各団体の動向を追いながら、定期的に観戦にも出かけています。
ちなみに現在のイチオシは全日本プロレスに所属する双子レスラーの斉藤ブラザーズ。2人そろって元大相撲力士という経歴を持ち、190㎝、100kg超えの恵まれた体格の持ち主で見た目もかなり厳ついです。昨今のプロレスラ―は小柄な選手が多いなか、初めて彼らを生で見た時の体の大きさと迫力満点の試合運びに「すげぇー、プロレスラーってこれだよ!」と興奮したほどでした。現在はその体格を活かしヒールレスラーとして活躍する一方で、地元・宮城県で放送されている夕方の情報ワイド番組「OH!バンデス」(ミヤギテレビ)では「TAXIめしリターンズ」という食レポコーナーを担当。ヒールレスラーでありながら人柄の良さが出てしまう姿が宮城県のお茶の間に支持され、番組内で彼らのタイトルマッチが生中継されるほどの人気を博しています。そんな斉藤ブラザーズの食レポの様子はミヤギテレビのYouTubeチャンネルでも見られるので是非ご覧あれ!DOOM!!(ステマではありません)
『有田と週刊プロレスと』配信開始から7年、目指すはプロレス大賞!
2016年11月にAmazon Prime Videoの独占配信番組としてスタートした『有田と週刊プロレスと』は、プロレス好きで知られる有田さんが、1冊の「週刊プロレス」からプロレスの魅力をひもとき、プロレスから学ぶべき人生の教訓を伝授するという内容です。配信開始直後から有田さんの話術が絶賛され、多くのプロレスファン、そして、安田顕さん、有吉弘行さん、星野源さんら有名人・著名人の口コミもあり、Amazonレビュー驚異の4.5(5段階中/シーズン1※2023年12月13日時点)を獲得しました。以降、シーズン4(ファイナルシーズン)まで続き、後継番組『有田プロレスインターナショナル』を経て、2022年2月からはYouTubeチャンネル『有田哲平のプロレス噺【オマエ有田だろ!!】』を開設。現在までに登録者数22.4万人(※12月13 日時点)を誇る人気チャンネルになりました。ぜひこちらのチャンネル登録もよろしくお願いします!
振り返れば、『有田と週刊プロレスと』が配信開始からすでに7年も経っていると思うと驚きです。配信開始以降、友人や知人、そして仕事関係の方々から「有プロ見てます!」と言ってもらえたり、「有プロを見てプロレスファンになりました!」とXの投稿で見かけたりしたときは宣伝担当として義務を果たせたような気分でした。また、プライベートでプロレス観戦に行った際、たまたま席の隣に座っていた2人組が「昨日の『有プロ』見た?インタビューも読んだけど、やっぱり有田さん最高だよ!」と言っているのを聞き「届いているー!」と思わずガッツポーズしてしまったり、「この番組でフラッグを知って入社しました」と言ってくれたかわいい新卒には嬉しさのあまりご飯を奢ってあげました(笑)
先月には、YouTubeチャンネル『有田哲平のプロレス噺【オマエ有田だろ!!】』の新たな試みとして初のリアルイベントも開催しました。チケット発売後に即完売となったプレミアイベントには番組Tシャツを着て来場してくれる熱心なファンも多く、まるで現場はプロレス会場のような熱気に包まれていました。観客からの拍手と歓声に加え、時には愛のある野次に、有田さん、そして番組でタッグを組む福田充徳さん(チュートリアル)がリアクションを返すなど、2人もこのリアルイベントを存分に楽しんでいる様子でした。
今後も【オマエ有田だろ‼】は新たな挑戦をしていきながら引き続き、YouTubeチャンネルを通して、プロレスのおもしろさを伝え、一人でも多くプロレスファンになってもらうことが使命ですが、宣伝担当としても微力ながらお手伝いできればと考えています。そしてその先に、【オマエ有田だろ!!】にとっての目標でもある東京スポーツ新聞社制定の「プロレス大賞」受賞も目指していきたいと思っていますので、応援をよろしくお願いいたします!
後編では、『有田と週刊プロレスと』が支持された理由についてお話したいと思います。