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noteのフォロワーを増やしたいので徳力さんに聞いてみた −前編−

こんにちは、フラッグ広報室のタカバシです。
この note も1年以上続けてきました。いつも読んでいただいている方、いつもじゃないけど読んでいただいている方、ありがとうございます。

さて、note を1年以上続けてきて、現在のフォロワー数は31人です。他社さんのフォロワー数を見ていると、桁違いに多い会社もある… となると焦りませんか?
ということで、ブロガー仲間でもある note プロデューサーの徳力さんに「フォロワーを増やしたいんです」ということで相談に乗っていただきました。


どんな時にフォローしますか?

【タカバシ】ソーシャルメディアで note の記事が拡散されて、人を連れてくるということも理解はしているので、フォロワーの数をそんなに気にしなくてもいいんじゃないか、というのもわかるんですが… でも、さすがに31人というのは寂しい! note を始めるにあたって意識していたのは「とにかく継続する、辞めないこと」でした。必ず週に1本は note を書き続けていれば、1年に1回くらいはホームランが出て目立つだろう、そうなればフォロワーの数も増えてくるかな、と思っていたんですが、甘かったです。

2年目に入ったので継続していくのはもちろん、プラスして何かをしなければと考えた時に、note では「企画をしていく」、「noteというプラットフォームの中でコラボレーションをしていく」ようなことがいいのかな、と思っていて… 長くなりましたが、まずは徳力さんに教えを請いたいと、オファーをさせていただきました。

【徳力】
では、順番に整理をして話をしていきましょう。
まず、そもそも企業が note を活用するなら、note のフォロワーを増やすこと自体を一番の目的にしない方がよいという点です。

note みたいな情報発信ツールと Twitter の区分けで言うと、個人的にはnote はストックの場所だと考えています。対して、Twitter や Facebook はフローのツールです。note のフォロワーが増えれば、それに越したことはないんですけど、企業の場合、個人と違ってストックの創作活動に全力投入はできないので、ストックだけで勝負をするのは難しいというのがあります。なので note とか YouTube に情報をストックしておきつつ、その記事を Twitter などのフローのツールを使って見てもらう、というのが基本的な使い分けだと思うんですね。

そういう意味で、ちょっとズルい回答に聞こえてしまうかもしれませんが、note の記事を読んで欲しい場合にオススメしているのが、Twitter とか Facebook でのつながりを増やすことです。Facebook は Facebook ページではなく、個人アカウントでつながるツールとして、社員や関係者のフォロワーを増やすという形です。

140文字で書ききれない話や何度も伝えたい話は note に書いて、それをフローのツールである Twitter や Facebook を使って紹介するという形です。実は「noteのフォロワーを増やすよりも、Twitter のフォロワーを増やした方がいい」というのは note の勉強会でも言っていますね。

そもそも日本での Twitter のアクティブユーザー数と note の登録ユーザー数にはかなり開きがあるんですね。もちろん、note も月間アクティブユーザー 3,880万人という数字はあるんですけど、登録ユーザーは585万人(2022年11月末時点)なので note には登録せずに記事を読むだけの人の方がまだまだ多いのが現状です。

フォローってアカウントを持っていないとできないので、そもそもフォローできる人の数が少ないんです。なので、「この会社の記事、面白い」と思ってもらった時に、何をフォローしてもらうかを考えると、note よりもTwitter をフォローしてもらうという流れの方が現実的です。

【タカバシ】たしかに「この記事面白い!」と思っても、そこから note のアカウントを取得してフォロー、というのはハードルが高いですよね。

【徳力】
特に note の場合、「発信すること」が目的で登録している人が多く、「見ること」を目的にアカウントを作っている人はまだまだ少数なので、そのあたりも考慮しなければなりません。もちろん、有料で発信している人がいて、その記事が読みたいから登録している方もいらっしゃるんですけどね。総論としては、note はストックとして使い、フローを強化するというのがいいかと思います。

次に、企業はそもそもフォロワーを増やしにくいという点があります。これは「フォローをする時ってどういう時ですか?」という話です。
一般的に、note も含め、広くSNS的なものでフォローをするのって「その人の話を聞き続けたいから」なんですよね。

で、これは大きく分けるとふたつに分かれると思っていて「その人自体の話を聞きたい」か「その人の出してくる情報が役に立つ」かなんですよね。前者は芸能人や友だちのような、人間のつながり、人として興味があるもので、後者はノウハウ的なものです。「この会社が好きだからフォローしよう」というのは、普通はなかなか難しいですよね。ここが企業のSNSの難しいポイントだと思います。

極端な話、企業として note を運営するということであれば、人推しでもノウハウ推しでもないWebサイト的な作りでもいいと思うんですね。ただ、Webサイトって、情報が欲しくなった時に見に来ればいいので、フォローされないんですよ。常につながっていたいとは思わない。

note もそういう簡易Webサイトとして使われている企業もたくさんありますが、この場合は「フォロワーは増えない」という覚悟をしないといけません。企業としての情報発信だと、すごくファンの多い企業を除いて、そもそもフォロワーを増やしにくいということです。なので、フォロワーをどうしても増やしたいということであれば、二択です。

Webサイトとしてではなく、個人やチーム、編集部という側面をもっと出していって、会いに行けるアイドル的な属人的なアカウントにする。
もしくは、特定の業種や職種の人たちが探しているような役に立つ情報やノウハウを提供する形にしたほうが良いと思います。

【タカバシ】実は弊社には、インタラクティブコンテンツを企画・開発している部署があるんですが、そこが「Experience×Technology(体験×技術)」というチーム名で note を始めました。彼らは自分たちの実績もそうですし、国内外の事例なども含め、ノウハウ推しで行くんだと思います。

【徳力】
そういう専門知識の組み合わせで発信をしていくのが大事だと思うんですよね。
例えば、マネーフォワードさんは今のお話の両方をやっています。「マネーフォワード公式note」はあくまで会社公式の note なんですけど、社員や部署が発信した note のストック場所としても機能しています。

スタッフの方が個人で書いた note をマネーフォワード公式note にまとめているんですよね。マネーフォワード全体の話を見たい人は、マネーフォワード公式note を見れば全体を俯瞰して見られますし、専門情報はそれぞれのアカウントで見られます。

note の場合、『マガジン』という、管理者がテーマに沿った記事を分類したり、ピックアップしたりできる機能があるので、雑誌のように切り口を揃えて出すこともできます。この辺をうまく組み合わせて、ストック型でありながらもキャラを出していますね。

フラッグさんの場合は、他社のサービスをより魅力的に伝えるお仕事が多そうなので、自社自体にはファンがつきづらい業種だと思います。そういう企業は、どうしても認知されにくいので、損をしちゃうんですよね。なので、タカバシさん的な個人のキャラをもっと押し出していく形なのか、部署ごとの発信で尖らせる部分を作っていくのか、組み合わせも考えていくのがいいんじゃないかと思います。

企業側や担当者としてはフォロワーを増やしたいと思うのは当然だと思いますが、ときどき「そもそも自分がユーザーの時にフォローしますか?」というお客さんや読者の目線で考えるところに立ち返る方がいい気はしますね。

noteユーザーとのコミュニケーションを増やそう

【徳力】
では、業種や発信の内容によってはフォロワーを増やしにくいという前提のうえで、「そうはいってもできることは?」というテクニックの話に移りたいと思います。

Twitter や他のSNSでも同じだと思うんですが、フォロワーを増やそうと思ったら、そのためのコミュニケーションを増やす必要がありますよね。

note のアカウントをフォローしてもらいたかったら、note を使っている顧客や読者とのコミュニケーションを密にする、というのが基本テクニックだと思います。とは言っても、企業のアカウントなので、フォローしてくれた相手全員にフォローを返し続けるようなことは、当然オススメできないです。

では、私が企業担当者だったらこんなことをするだろうな、と思うことをひとつ紹介すると、まず自社以外のアカウントが発信した note 記事のリンクを、自社が発信する note に貼ることです。note には、クリエイター同士のコミュニケーションを取る機能がいくつかあって、例えば、他の note のクリエイターの記事のリンクを貼ると、そのクリエイターにメールで通知される機能があるんですね。

【タカバシ】本文中に、関連する note の記事のURLを貼る、ということですか?

【徳力】
そうです。ブログでいうところの「トラックバック」のような機能です。私はブロガー出身なんですが、ブログの仕組みの中でもトラックバックは革命的だったと思うんですよね。従来のWebサイトって、相手のサイトにリンクをしても「リンクされました」ってことがわからなかったのが、ブログではトラックバックを使うことによって、「あなたの記事を参考に記事を書きました」ということを通知できたんですよね。結局はそれでスパムが増えてしまって使われなくなっちゃいましたけど。

最初にお話ししたように、note はまだ Twitter などに比べるとユーザー数が少ないので、どうしてもフォロワーを増やしたいと言うことであれば、noteを使っている人とのコミュニケーションを増やすのが近道だと考えています。
なので、私なら、自分と近いことを書いている人たちの記事にリンクを貼って、その記事の感想を書いたり、追加の情報を書いたり、という形で他の note クリエイターとのコミュニケーションを取ると思います。当然、スパムのように、関係ない記事に大量にリンクするとかはやめてほしいですし、意味がないです。

つまり、フォロワーを増やしたい企業担当者の方に挑戦してみてもらいたいのは、自分と同じような業界で note を書いている人たちがいるはずなので、その人たちとのつながりを構築するということです。

それは自分のためにもなるし、フォロワーを増やすことにもなりえると思います。自分が参考にした記事があったら、それを参考にして「こう思いました」って記事を書くみたいな。記事を書く時のきっかけを note にすることによって、相手にも知ってもらえるし、その記事が参考になるような業界の人たちにも知ってもらえる可能性があると思います。

note 勉強会でも最初にオススメしているのが、他の人の note にコメントを書くことなんですよ。コメントをしてもらえたらうれしいので、当然、普通はコメントをしてくれた人の note を見に行きますし、フォローしてもらえる可能性もありますね。

ただ、企業アカウントでコメントを書くのは難しいというケースも多いと思うので、そういう場合は記事にリンクするというのを試してみて頂きたいです。

また、他にも、note にスキをつけたり、マガジンに加えたり、相手に通知が飛ぶ機能がいろいろあるので、それを使って企業や顧客にとって役に立つことをやっていければいいんじゃないかと思います。

例えば、業界向けに役に立つ記事を書き続けるのが大変だし現実的でないのであれば、業界向けに役に立つ記事を集めるマガジンを作って、そこに業界の人達の note の記事を収納していくという選択肢があると思います。この場合も、ひょっとしたらマガジンにまとめた記事を書いた相手が、こちらのnote を読んでくれるかもしれませんよね。

そういう感じで、他の note クリエイターとのコミュニケーションの総量を増やすというのが基本だと思いますね。

【タカバシ】記事をかけない場合も関連するテーマのマガジンをまとめ、コミュニティを作ることでコミュニケーションになるというのはすごくいいですね。何を書いたらいいのかとか、どういう風に書けばいいのか、という感じで、記事を書くことしか考えていませんでした。

【徳力】
あと、企業がフォロワーを増やそうと思ったら、オンラインのメルマガでもリアルイベントでもいいと思うんですけど、そこで「フォローしてください、お願いします」とちゃんと伝えるのもひとつのやり方だと思います。

我々、日本人、特に企業担当者は、どこか恥ずかしいからそれを言わないんだけど、やっぱり言わないと伝わらないですし、ちゃんと言葉にするのは大事ですよね。


フォロワーは増やしたいけどその前に… 積極的にコミュニケーションをしているか、note特有の機能を使っているか、という、まだやっていないことがありました。いや、そもそもフォロワーを増やすのはどうなのか、というお話でした。わかってはいるんですが… 

後半に続きます👇


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