年始のご挨拶、どうしてますか?
こんにちは、フラッグ広報チームのタカバシです。
フラッグでは2020年の年始から、会社として年賀状をお送りしてご挨拶することを辞めています。世の中にはSDGs 的な考えで辞める企業もあるようですが、フラッグとしては、デザインや郵送にかかるコスト、受け取る側の気持ちも想像してみて、時代に合っていないのではないかと考えての決定でした。
(もちろん、個人的に普段お世話になっている方へのご挨拶を止めるものではなく、会社全体では動かなくなりました、という感じです)
年賀状を送るためのタスクをざっくりとですが振り返ってみると…
1/ 企画(どんな年賀状にするのか?)
2/ デザイン
3/ 送付先管理(社名、部署、肩書きなどを精査)
4/ 印刷
5/ 個別メッセージ書き込み
6/ 送付
7/ 未達分の管理
と、結構いろいろあるんですよね。
20年以上前は、自分たちで情報発信できる媒体が少なく、「どんな仕事をしているか」だったり「どんなことができるのか」だったりを発信するツールとしても年賀状が使えたと思いますが、今は発信できるツールがいくらでもありますからね。
さらに、2020年からはコロナ禍になってしまい、これまでとは別の理由でも年賀状を出さなくなる企業も多いのかな、と思います。例えば、リモートワークしている方であれば、オフィスに届いた年賀状を見るのがいつになるのかわからないですよね。1月中旬に出社して年賀状を受け取るようなコミュニケーションでいいんだっけ? と思いますし、そのために出社するのもどうかと思います。
コロナ禍以前は、年賀状だけではなく年末年始のご挨拶に伺う、ということもあったんじゃないかと思います。イベント好きな一個人としては、ご挨拶に伺えなくなったというのは少し寂しいですが、時流を考えると「伺います!」とも言いづらいです。
という中で、これまでは社内でも挨拶まわりに動くことが多かったであろう法人営業部の8名のスタッフに話を聞いてみましたが、年賀状が無くても問題ないとのことでした。また、年賀状が無い中でカジュアルに挨拶できるクライアントには個別にオンラインツール等で挨拶をするとのことでした。(個人的にも1月中のメールには、軽い挨拶をつけますが、1月も下旬になるとちょっと迷います)
そもそも「年賀状」というもの自体は平安時代からあったようですが、一市民が送るようになった、一般的になったのって昭和に入ってからのようです。郵便局の年賀郵便取扱量のグラフを見ると、昭和50年くらいにドーンと増えて25億通を超えていますが、それこそ企業だけではなく、小学生でも年賀状を送り始めたのがこのあたりなのかもしれませんね。
僕が小学生の頃は「好きな子から年賀状が来るかな〜」なんてお正月が楽しみだった思い出もありますが、もうそういう感じでも無いんだろうなぁ。今は、SNSやLINEで個人的に発信したり、つながっていたりすることが多いので、そちらでの挨拶の方が、その後のやり取りもできるし、良いのかもしれません。
ということで、年末年始の挨拶もトランスフォーメーションしていく世の中ですが、どうぞ皆様健康で、よい年をお迎えくださいませ。来年もよろしくお願いいたします。