広島オフィスの責任者インタビュー〜フラッグのブランチレポート 広島編 vol.3
こんにちは、フラッグ広報チームのタカバシです。
今回はせとうちブランチのマネージャー・小野さん、そして広島オフィスの責任者・加藤さん(通称・チェンくん)にお話を聞きました。松山オフィスを育てた小野さんが広島でオフィスを立ち上げるために声をかけたのがチェンくんでした。当初の広島オフィスはひとりから始まったのですが、どんなスタートだったのでしょうか。
タカバシ:まず、広島オフィス立ち上げの経緯を伺えますか?
小野:松山オフィスを6年やってきて、事業は順調に育っていたんですが、採用面での課題がありました。フラッグが求めるデジタル領域での映像制作やWeb制作といった職種は、採用が難しかったんですね。それに加えて、もう少し規模の大きなところに営業をかけて伸ばしていきたい、と考えていました。
売上の規模を拡大していきたい、それに伴ってスタッフも拡充していきたいということを考えると、中国・四国地方で最大の都市である広島がいいんじゃないかと考えました。ただ、これは6年目に思ったというよりは、4年目くらいから考えていて、6年目にせとうちブランチとして広島オフィスを立ち上げることができました。
小野:ただ、僕は愛媛にいますし、広島に常駐するスタッフが必要でした。そこで新しいスタッフを採用するというよりは、信頼できるスタッフに異動という形で来てもらえないかな、と。あとは地元でがんばるといった意識で働くことも大事だと思っていたので、広島出身で東京本社勤務だったチェンくんをスカウトしました。
タカバシ:まずチェンくんというあだ名の説明をしなければですよね。フラッグ社内での自己紹介も一行目が「※加藤チェンは本名ではありません。」から始まっていますが、フラッグに入社した時に、ジャッキー・チェンに似ているってことでチェンくんになったんですよね?
加藤:そうですね。当時は今よりも10キロ近く痩せていたので… ただ、ジャッキーちゃんにお会いすることがあったんですが、自分はそんなに似ていないって、その時に気づきました。
タカバシ:でも、すでにチェンくんが馴染んだ後だったと… そんなチェンくんサイドから見た広島オフィスの立ち上げはどんな感じだったのでしょうか?
加藤:元々、フラッグでブランチが立ち上がる時は、Uターン的に地元に帰る人が立ち上げるというのを見ていたので、「いつか自分も地元・広島に帰れたらいいなぁ」というのは漠然と考えていました。
その中で小野さんから声をかけていただいたんですが、最初に声をかけていただいたタイミングでは、すぐに戻りたいという気持ちでは無かったんですけど、結婚して子どもができて… 東京にいた時は仕事の時間も不規則ですし、深夜まで働くこともあって、家事・育児にコミットできていなかったんですね。妻も広島出身ということもあって、仕事と家庭を両立させるために、地元・広島に環境を移した方がいいな、と。
それで小野さんに「あの話、どうなりました?」と聞いたら、「ちょうど決まって動き出すぞ」ということで、気持ちも醸成されていましたし、迷いなく広島に戻ることができました。
タカバシ:広島オフィスがスタートしたのが、2019年10月でその時のオフィスはコワーキングスペース、ひとりでのスタートでした。当初はどんな仕事をしていたんですか?
加藤:ありがたいことに事務所の立ち上げ当日から打ち合わせが入っていたんですよね。東京本社に広島出身の映像ディレクターがいるんですが、そのつながりから広島のクライアントをご紹介いただきまして、開設当日に打ち合わせをして、3日後にはロケハンに行って、みたいな感じで受注して、納品までさせていただきました。
小野:今もお付き合いのあるクライアントなので、とてもありがたいですし、紹介してくれたスタッフにも感謝しています。
あとは、松山オフィスもあるので、松山の仕事もやってもらっていましたし、僕がリストアップした広告代理店さんなどに一緒に訪問して営業をしたりもしていました。
加藤:東京では映像のディレクターとして働いていましたが、最初は営業もやりましたし、Web制作のフロントもやっていました。
タカバシ:ちょうど1年で移転となりましたが、当時、スタッフは何名になっていましたか?
小野:その時はふたりですね。Web制作のディレクターが加わりました。
タカバシ:映像のディレクターから現場の責任者になると、業務内容が変わるだけではなく、増えていきますよね。それは大変でしたか?
加藤:まあ、でも楽しかったですね。まず、まだやったことがないことを経験できるというのは楽しかったです。あとは、松山からのバックアップ体制もしっかりしていて、一緒に仕事をしているという意識もありましたし、東京本社やブランチのいろんな部署の方にもサポートをしていただいたので、いろんなお客さんにも対応できて仕事ができるということもも楽しかったですね。
タカバシ:家事・育児へのコミットは…?
加藤:今までよりもできるようになりました! 東京にいた頃は、映像ディレクターということでの固定概念もあったのか、夜型の生活だったなって思います。こっちだと20時過ぎてまだ働いているってのは珍しい、という感覚になりました。そういう環境もあって、生活リズムが整ってきました。
タカバシ:新しいオフィスに移転して、現状で8名のスタッフが働いています。スタッフの体制としてはどの領域に強いみたいなことはあるんでしょうか?
加藤:人数が多いわけではないんですが、営業、映像ディレクター、Webディレクター、デザイナー、デジタルプロモーションプランナーといった感じで、職種的にバランスがいいメンバーだと思います。現状、お客さんからはデジタルツールを使える、デジタル領域に強いというところを評価いただくことが多くて、映像やWebだけではなくワンストップでご依頼、ご相談いただくことも増えています。
タカバシ:たしかに、デジタル領域だったり、ソーシャルメディアのような新しいことに関して相談できる、というのは大きそうですね。
加藤:はい、Webでも映像でも新しい技術に関することでも「フラッグに聞けば何か返してくれる」というのは地場の競合にはない強みだと思います。
小野:広島ではプロモーションの中心は今でもテレビになるんですが、今まではテレビCMを作ったらそれを流して終わりだったものを、ソーシャルメディアでも活用するためにどうすればいいのかだったり、そもそも活用するためにはどう作るべきなのかだったり、そういうことも一緒に考えて、良いものを作っていきたいですね。
タカバシ:今後、こんな人に加わってほしいという希望はありますか?
加藤:フラッグ自体は大きい組織になってきましたが、広島オフィスはまだまだ少人数なので、これからみんなで大きくしていくということを楽しんでもらえる、当事者意識を持ってもらえる人でしょうか。もちろん、広島だけではなく「せとうちを盛り上げていこう」という人がいいですね。
以上です。広島オフィスは既存のメディアやツールとデジタルをかけ合わせた案件が増えていますが、案件にも自分たちにも新しいことを取り入れて楽しんでいる雰囲気を感じました。
ということで、次回は広島オフィスの案件でご一緒させていただいたクライアント担当者のお話をご紹介します。お楽しみに。